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■ 「水平社宣言」を世界記憶遺産に　博物館など申請へ	2014. 2. 6朝日新聞
「人の世に熱あれ、人間に光りあれ」という言葉で知られる「水平社宣言」を、ユネスコ（国連教育科学文化機関）の世界記憶遺産に登録しようと、発祥の地の水平社博物館（奈良県御所市）などが申請手続きを進めている。３月中に申請し、２０１５年の登録を目指す。 　全国水平社は現在の御所市出身者が中心となってつくられた部落解放運動の組織で、宣言は１９２２年３月の創立大会で採択された。被差別部落出身者に団結を呼びかけ、人間の尊厳と平等をうたいあげた内容で、日本初の人権宣言ともいわれる。 　博物館によると、登録を目指すのは全国水平社創立大会での宣言文や、創立発起者の集合写真など計１８点。宣言文などを所有する崇仁（すうじん）自治連合会（京都市下京区）と共同で申請する。博物館の駒井忠之学芸員（４１）は「被差別民から人権を訴えた宣言は世界でも珍しく、差別を受ける世界の人々に勇気と生きる力を与えた宣言」と位置づける。