マイダイアリー

　７月です。以前同和教育について質問され、話をしていた若い先生が、その先生なりに自分の考えを文章としてまとめてきてくれました。また、それが、私にとっても、新しい発見になるんですよね。教師の同和教育観とよく言われますが、自分にとって同和教育って何だろうというという問いかけをいつも大切にしていきたいですね。

　自分の立場を明らかにしていく姿って多くの元気もらえます。しかし、それにエネルギーのかからない世の中ならって考えると、なんでこんなことに悩むのだろうかって馬鹿らしくなるときがあります。逆に、周りを気にしすぎて、そのせいにして、自分がまけてしまうってこともあります。日本人的なのかもしれませんが、そういう姿のほうが良く見受けられる気がします。同和教育ってまずは、後者、つまり、強い自分つくりですよね。今日、あるところで、解放子ども会での作品にその同和地区の名前を堂々と、いや、自然に掲示してあるのを見て感じたことです。

　暑い日が続きます。生徒もこの時期には我慢できない子やとんでもないことをしでかす子もいます。先日、友達との関係で腹を立て、壁をけり、穴を開けた子がいました。その子と一緒に直しました。直すまでは、ふざけるし、本当に悪いと思っているのかなどと思いましたが、直し始めると、やってくれるんですよね。「やれ」とかいろいろ言わないといけないかなあなんて思ってたんですが、一言もそういうことを言わなくても見事完成。子供の良さを見つけるとか言いますが、するべきことを提供してやるといい部分を出すんですよね。われわれの仕事をもう一度考えさせられました。

　部落差別について勉強したいという子供たちが数人集まり、先日部落出身の生徒の書いた作文を読み、思いを知ることから始めました。とても暑い日でしたが、その作文を読むととっても真剣な表情になりました。いくつか確認をする意味で質問をすると、いろいろな疑問が次々とでてきました。そして、「これ、へんだよ」「腹立つ」と本気で怒る姿、自分の立場で怒れる姿を見て、子供の純粋なパワーを感じました。

　・・・少しでも差別していた自分を恥じることが心底できました。これで気にせずに、お嫁に行けそうです。ありがとうございました。とてもいやな差別、あたしも無くしていけるように努力します。・・・というメールを先日いただきました。
　差別しない生き方の素敵さに気づく人こそ素敵な心の持ち主だと思います。私も、生徒に教えながら、生徒の思いを聞きながら、自分以下を求める心を自分の中で見つけることがよくあります。また、このメール読んで、元気になりました。心より御幸せをお祈りします。

　いよいよ夏休みです。やはり、夏休みになるとアクセス数が落ちるんです。ということは、学校からこのページに訪問されている方が多いんですね。ありがとうございます。さて、８月１日でこのページも１周年を迎えます。何か、記念となるものを・・・なんてことも考えてますが・・・とにかく、多くの方のご訪問、掲示板やメールでの楽しい会話、つながりがこの１年間での一番の私の宝物です。

　ホームページでもお世話になっている清見さんからお電話いただきました。ホームページデビューされてまだ少しなんですが、本当に充実した中身で、思いのつまったホームページを管理されてます。始めてお目にかかったのが昨年の全同教でした。それまではメールだけのお付き合いだったんですが・・・。感動的な出会いのはずが、何かこれまでたくさんのお付き合いのあったような自然な出会いでした。また、今度お会いできそうです。楽しみにして暑い夏を乗り越えようと思います。

　昨年の今頃はホームページ公開に向けて、文書を打っていた最中でなかったかと思います。あれからもう１年たちます。トップページもとりあえず公開から３回大きなチェンジをしました。たくさんの方との出会いもありました。そういえば、初めの頃、よく人権メッセージでお話をしていた、「みっちゃんの母さん」のみっちゃんも確か８月生まれでした。もうそろそろ１歳です。みっちゃんからの書き込みまでがんばるつもりです。