マイダイアリー

　人権（同和教育）のページご訪問者もみなさん、あけましておめでとうございます。2003年もよろしくお願いいたします。昨年4月に法切れを迎えて、形はなくなっても、同和教育のステキさを知る人が中身を大切にしてきた2002年でした。今年は、その中身をもっと声を出して、「新たな形」になものの基礎作りをしていかないといけない年だと感じています。いっしょにがんばっていきましょう。ひとりひとりの幸せのために・・・

　昨年、研修で京都のある中学校に行かせてもらいました。そこで改めて、生活を語る生徒、進路保障に取り組む教師の姿に同和教育の根本を深く学ばせてもらいました。今年2月にまた、京都市集会に参加するチャンスをもらいました。その中学校の校長先生がものすごい方なんですが、ご退職で、講演会があるそうです。また、「しっかりやっとるか」というメッセージをもらってこようと思っています。

　２学期の最後に、あることから人権に関する言葉をつくろうということになりました。そこには、自分の生活や自分の思い、願いが短い言葉によく表れています。語ることが楽しくなった子は「ＭＹ　ＨＥＡＲＴ　伝えていこう！」そして、なぜ差別するのか？差別しない自分なのか？差別してしまう人を差別しない側に導くために自分のできることは？を問い続けた２学期でした。ですから、こんな言葉も多くありました。「汚れた心　掃除をするのは　君の想い」「気づこうよ　強がる人ほど　さみしがり」「差別をする人　心の中に　何かを持っている」ステキな言葉でしょ。その子の持っている背景を知ったらもっとステキに感じますよ。

　中学校の最終目的はやはり進路保障でしょうね。３年生は、この時期、必死で勉強をがんばっています。世の中のおかしなことはあるにせよ、そこから逃げるような子にはなってほしくないですね。でも、中には、がんばれない子もいます。それがなぜなのか？問い続ければ、その子の生活が見えてきたりします。どちらにしろ、がんばらせて、その子自身が「なぜ、そのときがんばれなかったか」振り返るきっかけを作ってやりたいですね。３年生よ。がんばれ！

　相変わらずではありますが、年末からとても忙しくしております。様々な方からご相談やご質問のメールをいただいているんですが、なかなか返事が書けない状況です。申し訳ありません。いただいたメールは必ず読ませていただき、私自身元気をいただき、私の実践の参考にさせてもらっているのは事実です。ご了解いただきたいと思います。遅れてても返事は出す予定ではありますが、時間がたった場合こちらも返事を書いていいものかと思うときもあります。

　進路で悩んでいる子が落ち込んでいます。それに気づいた子が個人ノートで「何で落ち込んでいるんだろう」と書いてきました。「これ伝えていいか」と聞くと、最初は「言わないで」しかし、伝えることによって、自分のこと心配している人がいることがどれだけ勇気になるか・・・と言うと、しぶしぶ了解。そして、悩んでいる子に伝えると、その子が笑顔でありがとうと伝えたようです。心配していた子が照れながら喜びました。つながるって実感です。これから、「なんで？」「実は・・・」とどんどん伝え合っていくでしょうね。

　知らない間に１０万アクセスとなりました。特に今月は、過去最高のご訪問者数となりそうです。ありがとうございます。この時期は、研究会などまた、いろいろな人に出会える機会が多くあります。それを楽しみに多忙に負けずがんばります。