マイダイアリー

　ＨＰ公開から３年がたちました。たくさんの方のご訪問ありがとうございます。先月は１日４００を超えた日もあり、１日平均２９１の過去最高アクセスをいただきました。これからもよろしくお願い申し上げます。

　「１学期に勉強わかりたい」と伝えた子といっしょに勉強会です。それには、勉強教えるために参加している人もいるんです。それに、教え子でもある卒業生も参加しています。「ちゃんと勉強しないと困るぞ」「俺ももっと勉強しとけばよかった」と・・・そんな先輩の生き様も語りながら・・・すごいでしょ？

　部落史研究がそれぞれの地域で進みつつあります。その中で、これまで教えていた（教えてもらっていた）ことが否定されつつあります。歴史とは、支配する人の物語であったものが、支配される人から見直すと生き様が見えてきます。まさに、歴史学習の目的である「過去の社会体制の中で生きる生き様から、現在生きる私たちが未来の生き方を探る」ということにつながります。

　夏休みが終わろうとしていますが、これからが本当の夏休みの忙しさがやってきます。研修会で話しをする機会をいただいています。いろいろな方と意見交換できればと思います。それが終われば２学期です。

　ある先生から、部落問題学習の相談を受けました。ある資料を提示され、地区進出学習会に対する保護者の思いの中で、「学習会がなくなる日が早く来てほしい」とありました。この言葉をどうとらえるか？本来なら学習会によって、差別をなくす、ステキな生き方をする自分を作り出すのが学習会の目標です（学習会の始まりは違う目的でしたが・・・）。そう考えると、この保護者ももうひとつ解放されていないのです。でも、なぜ解放されていないのかを考えると、そこには、差別が存在する社会があり、そんなドロドロとした差別の波の中に巻きこまえれ、「学習会がなくなる日が早く来てほしい」という考えをせざるを得ないのです。

　24時間テレビに「障害」を持つ方が多く出演していたようです。あまり見てないのですが、新聞のテレビ欄に「障害に負けずに・・・」という言葉が気になります。「障害」には勝たないといけないのか？そんな価値観を作っているのは、いわゆる健常者の普通という基準ではないか？「テレビを見ている人の多くが、障害を持つ人が乗り越えなければならないとされる壁を高くしているのに・・・」