マイダイアリー

　ＨＰ初回公開から４年がたちました。おかげさまで先月は過去最高である１日平均３００アクセスを超えることができました。管理者が忙しく、ここ数ヶ月、「人権メッセージ」は必ず読ませてもらっておりますが、返事をしておりませんでした。夏休みになり、最近また「人権メッセージ」を読み返しております。多くの差別の現実、そして、それに向き合う姿に勇気をもらっているところです。本当に４年間ご訪問ありがとうございました。そして、これからもよろしくお願いいたします。

　今年の夏休みは、いろいろなところでお話をさせてもらう機会をたくさんいただいています。今日も講演を終えてから個人的にたくさんの感想をいただいて、また元気とつながりをもらって帰りました。今年になって初めて、講演でこのＨＰ運営から感じたものや学んだもの、いただいたものを紹介させてもらっています。ですから、講演で始めて知ってここを訪問していただいた方々、ご訪問ありがとうございます。そして、くれぐれも管理者は内緒でお願いしますね。

　夏休み中もある男子と１週間に１回勉強会をしています。長い時間はできないのですが、集中してがんばっています。一斉授業ではなかなかついてこれないのですが、個人的に教えていると、つまずくところがよくわかります。それで、わかった時の自分を自慢するようなステキな笑顔がいいんですよね。また来週そんな笑顔に出会おうと思います。

　この夏休み学校のことを置いといて、学校外での様々な活動をしております。「２学期が近づいてきてるので、もうそろそろ本来の姿に戻らないと」とちょっとあせっています。でも、今日人権にかかわるある集会があり、その場所でたくさんの顔見知りの人と出会うんですよね。学校外でいろいろなつながりをもらったおかげだなぁって感謝しています。このつながりを２学期からの目の前の生徒に返していく決意をしました。

　地区進出学習会に通っていた若いお母さんが、学習会に通っていたころのことや学校でのことを話してくれました。小さな学校だから、学習会に行っているのを当たり前にみんなが知っていたこと、学習会での活動を堂々と話せたこと・・・。自分も差別にあったことがないので特には考えていないとは伝えてくれましたが、そんな堂々とした姿がまたたくさんの元気を与えてくれました。それに、彼女をよく知る人が、「学習会のこととかなかなか話さない人なのに・・・」と伝えてくれました。これから育っていく子どもが何かの壁に出会ったとき、向き合えるお母さんになるためにもぜひ、今回伝えてくれた素敵な姿をまた見せ続けてほしいですね。

　生徒が語ることの重要性については、いろいろなところで言われています。私は、語るということについては、語るために「自分は？」「なぜ？」と問うことととらえています。語れない子がなぜ語れないのか自分で問うこと、自分のことを恥ずかしいことだという自分の中に潜む差別性に気づくことが大切だと思います。だから、みんなが語る必要はありません。誰かが自分を伝えた時、自分と重なる部分を見つけること、自分の立場で考えることができることができるために、「語ろう」というのだと思っています。