親との関係で悩んでいる男子が、自分の気持ちをつづってきました。しかし、爆発とは違い、あきらめです。確かに、彼は、今受験を前に勉強を頑張ってはいます。でも、調子に乗りすぎてしまうこともあったり、ムスッとした元気のない姿を突然見せる時もあります。
　そんな彼のために１時間を使いました。親への思いに近づかせたい、親の愛を認めさせたい、親も愛を子どもに主張しすぎることや愛の示し方が下手な人もいることを知らせたい・・・そんな思いでYouTubeから「僕を支えた母の言葉」と「父親と娘の思いが切ないタイの生命保険ＣＭ」を使い授業をしました。さて、どこまで届いたのでしょうか。感想は書かせてません。真剣な顔が彼の返事でした。

　その彼の個人ノートに、道徳の授業の感想が書いてありました。「親への気持ちは変わることはないけど、感動した。」とにかく今は、第一希望の高校への合格を祈っています。

　以前、卒業の時、進路についての思いを出し合う授業をしていました。その中で、「自分の行きたい学校のことを滑り止めと言ってほしくない。」そんなことを伝えてくれた子どももいました。
　確かに卒業の時、映像などで過去の行事を振り返ると感動を与えます。確かにイベント。でも、「こんな子どもに・・・」という集大成の卒業式。

　「Ｂ（不登校生徒）がおもしろい。」そう言ってくれてたＡくんは、典型的ないい子ですが、なかなかＡくんの当り前が通じず・・・でも、友達のＣさんと一緒にＢくんによくかかわってくれた子です。
　Ａくんが、こうしてみようかと言うと、いつもＣさんからは、「それは、Ｂのことわかってないよ。無理。」と言われていました。
　そんなＡくんが、卒業後にも「今度Ｂくんのところに行くけど、なんか用事ある？」そんな電話をくれました。

　テロ集団が国家に対して攻撃を加える。そのテロ集団を支えているのが貧困層の人たちです。貧困層の人たちは、テロ集団から（犯罪性のある仕事も含めて）仕事をもらい、お金をもらって生活している現状があります。
　国家が統治するためには、力に頼るのでなく、また、一部の人たちだけのための経済でなく、貧富の差をなくしていく努力なしには、テロはなくならないのでしょう。