ソチパラリンピックが終わりました。テレビ放映など注目度はまだまだです。やはり商業主義（スポンサーがつくかどうか）の影響は受けていますが、それが、日本での障害者の社会的認知度の現状なのでしょう。
　しかし、以前と比べると、障害者のスポーツはリハビリ目的だけでなく、楽しみへと広がり、競技レベルも高くなっています。２０１１年６月に成立したスポーツ基本法に、初めて「障害者スポーツの支援」が盛り込まれました。だれもがスポーツを享受する権利を持つという理念に基づいています。

　「人権メッセージ」に徳島県のある中学校の生徒さんからお便りをいただきました。先生が当ＨＰの資料を使われたり、紹介していただいたのだと思います。「人権メッセージ」に書き込むという行動までする中学生に、あえて少々厳しく頑張れというメッセージを届けました。本当にありがとうございました。ぜひ、またつながりがどこかでできたらうれしいです。また、連絡をいただけることを楽しみにしています。

　いじめに関するビデオを学年全体で見ました。そして、自分たちのこれまでの生活と重ねて感想を伝えた上で、「だから、こんなクラスにしたい。」と語っていきました。とっても活発なクラス。思いを重ねてつながっていこう、そんな呼びかけに必死でこたえようとする子どもたち。あっという間に、伝え合いました。その後、「私のこんなこと知っていたら安心する」を発表してくれた子もいました。ＡＤＨＤで薬を飲んでいて、勉強頑張りたい、だから、教えてほしいこと・・・。あとは、聞いた私たちの責任です。

　昨年度は、落ち着きがなく、担任の女性教員を困られてた子が、今年のある日の連絡ノートに、「今年はいい子にして、がんばる。」と書いてきました。思わずコピーをしてしまうくらいうれしかったことを終わりの会で伝えました。満面の笑みで応えてくれました。

　ある女の子（Ａ子）が、後ろの黒板の日付を変えてくれていました。そして、ある男の子（Ｂ男）が、違う男子の脱ぎ散らかしていたズボンをたたんで、それも、愚痴も言わず、その子に「しといたぞ。」など何も言わず、ロッカーへ入れていました。
　私ならどうだろう？と考えてみたんです。